株式会社ケーイーシ―(代表:小椋義則)、株式会社KEC Miriz(代表:冨樫優太)は、大阪本社オフィス(大阪府大阪市阿倍野区)において、スズキユウコ建築事務所、株式会社ONE ARCH(両代表:鈴木優子)との共同で、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。
グッドデザイン賞は公益財団法人日本デザイン振興会が運営し、私たちの生活を豊かに、創造的にするものごとを有形無形に関わらずデザインととらえ、評価・顕彰しています 。
【受賞対象名】
オフィス [小さなブランディングオフィス]
【受賞企業】
株式会社ケーイーシー (奈良県)
株式会社KEC Miriz (大阪府)
スズキユウコ建築事務所 (東京都)
株式会社ONE ARCH (東京都)
【概要】
人材確保に課題を抱える、地方中小企業の新拠点となるオフィスです。オフィス面積と費用を抑えながら、企業ブランドの体現と働きやすい環境を両立させるため「ベンチ型収納家具」というひとつの要素で、様々な場所を生み、多様な活動を支える「小さなブランディングオフィス」の実現を目指しました。
【審査員の評価】
イノベーション・オフィスは年々広まりつつあり、このグッドデザイン賞でも大規模で所作の派手な提案も増えてきたようである。
それらに比べると、この作品は名称の通り「ちいさな」慎ましいものであるかもしれないが、「靴を脱ぐ」という単純ではあるが、気分のモードチェンジに決定的な影響を与える「行為」に目をつけた点に、大きな発見がある。
言うまでもなく日本では、靴を脱ぐという行為は空間の境界以上に、精神的な境界として慣習的に機能しており、それはコストや面積を消費するハードの導入を低減、もしくは不要としてしまう可能性さえある。
オフィス環境を良好にする、安価で普遍的な手法の提案であり、評価した。
【受賞対象紹介ページ(グッドデザイン賞)】
https://www.g-mark.org/award/describe/52572?token=XH1GUqAiad